企業の体幹とは社員の成長

体幹を鍛えて売り上げを伸ばす

1》企業の宿命

企業活動が人間の営みである限り、これで完璧ということはあり得ません。組織の在り方にしても、日々の仕事の進め方にしても、改善の余地はいつだってあるものです。いろいろな意味において、常により良い組織を目指すのが企業の宿命です。なぜなら、そうしないと社会的責任を果たすどころか生き残ることさえ困難だからです。社員を幸せにすることもできません。

 

2》変わろうとする意思

ですから、企業は時とともに磨かれ、成長することが求められます。ただし、そこにはより良く変わろうという明確な意思が必要です。放っておいても自然と成長するものではありません。むしろ、そうした態度では組織は淀(よど)み、活力は失われてしまうでしょう。では、どのような変化が企業に望まれるのでしょう。右図の「当面する企業経営課題に関する調査」が参考になるはずです。

 

3》待ち受ける罠

右図調査は日本能率協会が定期的に行なっているものです。「収益性向上」「売り上げ・シェア拡大」は課題の常連になっています。先述した企業の宿命から当然の結果だと思います。しかしながら、ここに企業が陥りがちな罠があります。重要な課題であるはずなのに、収益性、売り上げだけをターゲットにして組織を変革しようとすると、長期的にはかえって組織の活力を奪ってしまうというものです。

 

》人材育成は体幹トレーニング

なぜなら、そうした変革では、組織で働く人間が置き去りにされてしまいがちだからです。厳しい売り上げ管理や生産管理を導入しても、それだけで生まれるのは望ましい変化ではなく、社員を縛り付ける呪縛に違いありません。ですから同時に注目すべきは、上図で3位に挙がっている「人材の強化」です。人材育成に取り組む企業とそうでない企業とで、従業員の前向きな行動にどの程度の差が出るか比較した調査があります。結果はすべての場面で前者が後者を上回っていました。人材育成は体幹を鍛えるようなものです。その結果として体が健康(売り上げ、収益性向上)になります。この因果関係を忘れないでください。

 

ピースワンは、情報提供を通じて、企業成長ご支援をしております!

 

担当 福田 浩子

 


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