外貨預金の基本的な仕組み~メリットとデメリット、税金についても知っておきましょう~
◆外貨預金のメリット
外貨預金とは、日本円ではなく外国の通貨で預金することです。日本と外国では金利が異なっており、一般的に金利が高い傾向にあるのは外国通貨です。金利が高いと貰える利息も多くなるので、円で預金するよりも高い金利を見込めることに、外貨預金のメリットがあります。普段使っている銀行で始められる手軽さも魅力の1つで、特別な手続きは必要ありません。
◆外貨預金のデメリット
一方で、対象の外国通貨の日本円に対する価値が下がると、為替差損が発生することに注意が必要です。例えば100万円を米ドル1万ドルで預金して、1ドル90円になれば預金は90万円に減ってしまいます。逆に、為替差益が出た場合は確定申告が必要です(不要の場合もあります)。この為替差益は累進課税なので、他の所得との合計額が多いほど、税率が高くなります。
◆外貨預金できる通貨
外貨預金できる通貨は、メガバンクであれば大体、米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、ニュージーランドドル、スイスフランの6種類です。ネット銀行であれば通貨の種類が増えます。マイナー通貨は金利が高い一方で、為替相場が暴落するリスクがありますし、為替手数料も高いのが一般です。その分利益が削られることにも、注意が必要です。
担当:久米