お金をかけなくても、独自性は生み出せる!

身のまわりから始める研究開発

1》差別化の重要性

企業にとって他社との「差別化」はとても重要です。近年、商品・サービスのコモディティ化(陳腐化)のサイクルはますます短くなってきています。そうした状況の中、他社とは違った何かを発見・生み出す要請は企業にとって強くなるばかりです。それがないと消費者から選ばれ続けることが困難だからです。しかし、独自性をもった商品・サービスの開発はそう簡単なことではありません。

 

2》業種別の研究開発費

そもそも、研究開発が身近な業種と、そうでない業種があります。下図は、文部科学省科学技術・学術政策研究所が行なった「民間企業の研究活動に関する調査報告2017」からの抜粋です。売上高のうち、研究開発費が占める割合の高い業種をランク付けしています。結果を見ると、全般的に製造業が多いことがわかります。これは、昔からある傾向です。

 

 

 

 

 

 

 

3》やり方がわからない

こうした業種にとって、研究開発は身近なのかもしれません。しかし、そうでない業種には、やりたくても何から始めればいいのかわからないものです。こうした悩みに是非提言したいのは、自社の身のまわりをもう一度見直してみることです。今まで見過ごしていた取り組みや文化が、自社特有のもので、それをきっかけに商品やサービスに独自性が生まれたという話は決して珍しいものではありません。開発は必ずしも遠大な道のりではないのです。

 

4》自分でも気づいていない強み

ここで、売り上げが低迷していたクリーニング店の事例をご紹介します。経営を立て直そうと経営者が自社の作業場を見直すと、従業員がボタン付けをしているのが目に留まりました。他にも、取れかけたタグの縫い直しや、気づかないほど小さなシミ抜き…。これらの作業はすべて彼らの自発的な行動で行なわれていました。この気遣いこそが自社の「強み」だと気づいた経営者は、この文化や風景をホームページに明記しました。すると、全国から注文が殺到するようになったそうです。他と全く同じ会社など1つも存在しません。どこかは必ず違うものです。その相違点がもしかしたら自社の「強み」になるのかもしれません。

 

ピースワンは、情報提供を通じて、企業成長ご支援をしております!

担当 福田 浩子


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