おめでたいお正月だからこそ、餅に注意!

40代の女性からの質問です。

今年は久しぶりに帰省して年末年始を実家で過ごす予定です。地元は米どころで餅がおいしく、帰省の楽しみの一つです。ただ心配なのは両親が餅を喉に詰まらせることです。毎年ニュースになりますよね。対策を教えてください。

◆栄養士直伝の安全な食べ方

餅が喉に詰まりやすいのは、餅特有の成分である「弾力」にあります。ですから弾力への対策をするのが肝心です。栄養士によると、四つの方法が効果的だそうです。①細かくちぎって食べる②飲み物を必ず用意する③よく噛むようにする④喉に詰まりにくい方法で調理する、です。①②③の説明は必要ないでしょうから④について以下で詳しく説明します。

◆お勧めの調理法

④の喉に詰まりにくい調理法とは、お雑煮やみぞれ餅(大根おろしと一緒に)だそうです。なぜなら、水分が豊富な料理だからです。つまり、②の条件をすでに備えているといえます。逆に最も避けたいのがきなこ餅だそうです。これは口の水分を奪うため、餅が喉に詰まりやすくなります。

◆こんな食べ方はいかが?

ここで餅の新しいレシピもご紹介しておきましょう。細かく切った餅を焼いて、生ハムを巻いてみるとおいしいですよ。オリーブオイルをたらせば、喉越しも良くなります。黒こしょうをまぶせば、おつまみとしても完璧です。またお雑煮とはちょっと趣向を変えて、クラムチャウダーに細かく切った焼き餅を入れてみるのもおすすめです。貝だしとも餅は合います。クラムチャウダーや貝だしなら喉の通りも滑らかです。

 

気道(きどう)閉塞(へいそく)を生じた食物の誤嚥(ごえん)による死亡者を年代別で見ると65歳以上が87~91%を占めます。また事故発生時期は1月に集中し、特に正月三が日が多くなっています。原因は餅です。くれぐれもお気をつけください。

 

担当:金子


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